梅毒の故きを温ねて新しきを知る
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No. 582017. 01. 10

国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター

石金正裕
梅毒の故きを温ねて新しきを知る

はじめに 2015年第1~53週まで(2014年12月29日~2016年1月3日)に診断され、感染症法に基づく医師の届出にて梅毒として報告された症例数は2698例(2016年3月30日時点、暫定値)であった[1]。 一方、2016年第1~12週まで(2016年1月4日~3月27日…続きを読む

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No. 572016. 10. 05

奈良県立医科大学 感染症センター・感染管理室

笠原 敬

はじめに アメリカ呼吸器学会(American Thoracic Society:ATS)およびアメリカ感染症学会(Infectious Diseases Society of America)による院内肺炎(hospital acquired pneumonia: HAP)およ…続きを読む

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No. 562015. 08. 23

北海道大学病院 内科

中久保 祥

JCHO東京高輪病院 感染症内科・総合内科

渋江 寧

今号は3週連続で配信しています。1号目 2号目 肺炎球菌感染症の治療 肺炎球菌感染症に対する治療は、感染巣によって、またドレナージが必要な合併症の有無などによっても異なりますが、ペニシリンを中心としたβラクタム系薬の使用が一般的です。βラクタムアレルギーを有する場合や耐性が問題に…続きを読む

肺炎球菌感染症(2/3)
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No. 562015. 08. 13

北海道大学病院 内科

中久保 祥

JCHO東京高輪病院 感染症内科・総合内科

渋江 寧
肺炎球菌感染症(2/3)

今号は3週連続で配信しています。 1号目 臨床像 肺炎球菌感染症で代表的なものは肺炎と髄膜炎ですが、その他にも様々な臨床像を呈します。 肺炎球菌は上気道に定着しうる菌であり、保菌者や肺炎患者との濃厚接触によって、飛沫や接触を介して曝露します。上気道では副鼻腔炎や中耳炎、乳突炎を起…続きを読む

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No. 562015. 08. 07

北海道大学病院 内科

中久保 祥

JCHO東京高輪病院 感染症内科・総合内科

渋江 寧

今号は3週連続で配信します。 はじめに 肺炎球菌は、世界中に広く分布しているグラム陽性双球菌です。小児でも成人でも、気道感染を中心に様々な感染症を引き起こす「メジャー」な起炎菌であり、1881年にパスツールによって初めて同定されて以来、長い歴史の中で様々な研究がなされてきている、…続きを読む

リベリアのコミュニティでのエボラ出血熱対応の活動経験(3/3)
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No. 552015. 07. 09

日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科部 兼 国際医療救援部

古宮 伸洋
リベリアのコミュニティでのエボラ出血熱対応の活動経験(3/3)

今号は3週連続で配信しています。1号目 2号目 KAP調査による現状の把握と活動の評価 災害などで緊急支援活動を行う場合、支援活動そのもので手いっぱいになることが多い。現地に何万ドルを寄付した、何トンの食糧を届けたといった報告はされるものの、その活動がどれほどの効果をもたらしたか…続きを読む

リベリアのコミュニティでのエボラ出血熱対応の活動経験(2/3)
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No. 552015. 07. 03

日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科部 兼 国際医療救援部

古宮 伸洋
リベリアのコミュニティでのエボラ出血熱対応の活動経験(2/3)

今号は3週連続で配信しています。1号目 現地での活動 活動初日の朝、リベリア赤十字社本社のスタッフとあいさつを交わした後に、首都モンロビアから1時間ほどの距離にあるリベリア赤十字モンセラード支部で行われるボランティアのトレーニングに参加することになった。 リベリアは人口410万人…続きを読む

リベリアのコミュニティでのエボラ出血熱対応の活動経験(1/3)
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No. 552015. 06. 25

日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科部 兼 国際医療救援部

古宮 伸洋
リベリアのコミュニティでのエボラ出血熱対応の活動経験(1/3)

今号は3週連続で配信します。 はじめに 西アフリカで発生しているエボラ出血熱のアウトブレイクは、2015年5月末現在、終息傾向にあるものの過去に例を見ない規模となっている。 筆者は昨年5月に国際赤十字赤新月社連盟(以下、連盟)の一員としてリベリアに派遣され、主にコミュニティでの感…続きを読む

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No. 542015. 04. 28

奈良県立医科大学感染症センター

笠原 敬

本号は3分割してお届けします。第1回  第2回 だけじゃない、WHO 皆さんは「だけじゃない、テイ○ン」のコマーシャルを知ってるでしょうか? この会社は業界では在宅酸素が有名ですが、繊維業やIT事業など、手広く色々なことをやっているという意味なのだそうです。さて、この業界において…続きを読む

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No. 542015. 04. 09

奈良県立医科大学感染症センター

笠原 敬

本号は3分割してお届けします。第1回 患者ゾーンを定義する 手指衛生を「いつ」行えばよいのかをわかりやすく明確に説明するのは長い間困難でした。「一処置一手洗い」なる言葉もありましたが、実際に「一処置の始まりと終わり」を定義するのは難しく現実的ではありません。そんな中、2009年に…続きを読む