臨床医のための診療ガイドライン「COVID-19薬物療法に関するRapid/Living recommendations」の読み方(1)
成人 > レビュー
No. 882021. 04. 15
  • 日本赤十字社和歌山医療センター感染症内科部・救急科部/臨床研究センター
  • 久保 健児
    臨床医のための診療ガイドライン「COVID-19薬物療法に関するRapid/Living recommendations」の読み方(1)

    本号は3分割してお届けします。第2回 第3回 はじめに COVID-19が世に現れて1年以上がたちました。COVID-19に関する情報洪水の中で、日本救急医学会・日本集中治療医学会が、診療ガイドライン「COVID-19薬物療法に関するRapid/Living recommenda…続きを読む

    小児における血液培養検査
    小児 > レビュー
    No. 872021. 02. 24
  • 国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター
  • 日馬由貴
    小児における血液培養検査

    はじめに COVID-19のパンデミックで成人感染症分野が大変な状況になっている。一方、小児分野ではそれほど大きな問題になっていないのに加え、接触機会の減少や感染対策の普及によりむしろ感染症が激減し、なぜか尿路感染症までもが減少する事態となっている[1]。小児感染症医たちは皆、心…続きを読む

    臨床的にジフテリア症との鑑別に難渋したジフテリア菌保菌の一例
    成人 > ケーススタディ
    No. 862021. 01. 29
  • 井手 聡1、2)、森岡慎一郎1、2)、松永直久3)、石垣しのぶ4)、厚川喜子4)、安藤尚克1)、野本英俊1、2)、中本貴人1)、山元 佳1)、氏家無限1)、忽那賢志1)、早川佳代子1)、大曲貴夫1、2)
  • 1)国立国際医療研究センター国際感染症センター
  • 2)東北大学大学院医学系研究科新興・再興感染症学講座
  • 3)帝京大学医学部附属病院感染制御部
  • 4)帝京大学医学部附属病院中央検査部
  • 臨床的にジフテリア症との鑑別に難渋したジフテリア菌保菌の一例

    キーワード:diphtheria、bradycardia、antitoxin 序 文 ジフテリア症は、ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)の感染によって生じる上気道粘膜疾患である。菌から産生された毒素により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡…続きを読む

    再建手術を伴う頭頸部癌の周術期感染症の予防と治療
    成人 > レビュー
    No. 852020. 12. 10
  • 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
  • 小山 泰司
  • 神戸大学医学部附属病院 感染症内科
  • 大路 剛
    再建手術を伴う頭頸部癌の周術期感染症の予防と治療

    はじめに 感染症治療のコンサルトにおいて、再建手術を伴った頭頸部領域の診療は少し苦手な方もいるかもしれません。領域の特殊性、解剖学的な問題に加え、手術がhigh-volume centerで行われているため、感染症科医にとっては診療することが少ないことが理由に挙げられます。本稿が…続きを読む

    抗菌薬供給の現状と課題
    成人 > レビュー
    No. 842020. 10. 20
  • 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター
  • 具 芳明
    抗菌薬供給の現状と課題

    2019年2 月末、日医工株式会社(以下、日医工)がセファゾリンナトリウム注射用「日医工」の販売を一時中止することを発表し、3月上旬には供給停止に至った[1]。それに伴って多くの病院がセファゾリンやその代替薬の確保に奔走する混乱した状況が生じた。セファゾリンの供給トラブルの背景に…続きを読む

    エアロゾル再考
    成人 > レビュー
    No. 832020. 09. 24
  • 東京大学医学部附属病院感染症内科、筑波大学附属病院病院総合内科
  • 伊東 完
  • 東京大学医学部附属病院感染症内科
  • 岡本 耕
    エアロゾル再考

    はじめに 2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染症の流行は、人々が国境を簡単に移動し、世界中が経済的・社会的・文化的に密接につながった21世紀の世界に大きな変化をもたらしている。新型コロナウイルスは主に飛沫感染によって伝播すると考えられているが、感染者とともに長時間換気の…続きを読む

    成人 > レビュー
    No. 822020. 05. 11
  • 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター薬剤部
  • 原 弘士
  • 埼玉医科大学総合医療センター感染症科・感染制御科
  • 小野 大輔
  • 埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科
  • 岡 秀昭

    Q1:「以前にβラクタム系薬でアレルギーがあった」と言われた場合、他系統のβラクタム系薬については、慎重に経過をフォローしながら使用してよいのか? それとも避けるべきなのか?   A1:他系統のβラクタム系薬使用の可否は、認めたアレルギーの重症度やタイプによって判断をす…続きを読む

    成人 > レビュー
    No. 812020. 04. 22
  • 東京医科大学病院 臨床検査医学科
  • 村松 崇

    はじめに SARS-CoV-2による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、コロナウイルスに対する活性が報告されているプロテアーゼ阻害剤のロピナビル/リトナビル(以下LPVr、カレトラ®)が使用される症例が続いている。効果については否定的なものも多く見受けられる…続きを読む

    成人 > レビュー
    No. 802020. 02. 27
  • 日本赤十字社医療センター感染症科
  • 上田晃弘

    HIV感染症の治療は日進月歩である。現在も新規薬剤の開発が続き、多くの大規模臨床研究により様々な知見が明らかになってきている。これらを受けてHIV感染症の治療ガイドラインも頻繁に改訂されている。 治療の進歩は喜ばしいことだが、臨床医としては以前読んだガイドラインに記載されていたこ…続きを読む

    抗菌薬使用量(AMU)で用いられる分類・単位・指標について
    成人 > レビュー
    No. 792020. 02. 20
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター 薬剤疫学室
  • 小泉 龍士、石金 正裕
  • 抗菌薬使用量(AMU)で用いられる分類・単位・指標について

    「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」と「抗菌薬使用量(AMU)」 2016年に日本における「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」[1]が策定され、一般市民、医療従事者ともに薬剤耐性への対策が徐々にとられてきている。「薬剤耐性(AMR)アクションプラン」に掲げられている6…続きを読む