(3分割配信の2回目です 1回目)*本症例は、いくつかの症例を総合して作成した架空の症例です。 前回の情報をまとめると、「もともと健康な20歳代の男性で、発熱、咽頭痛が9日間ほど続いている。症状としては他に膿性痰を伴った咳がある。身体所見としては右扁桃腫大と、右前頚部の腫脹・圧…続きを読む
(3分割配信の1回目です)*本症例は、いくつかの症例を総合して作成した架空の症例です。 [症例] 20歳代の男性 [主訴] 咽頭痛 生来健康な男性が、「3日ほど前から喉が痛い」という訴えで、正月休みで混み合う救急外来を受診した。 経過1 3日前から咽頭痛と発熱が出現し、徐々…続きを読む
(4分割配信の4回目です。 1回目 2回目 3回目)前号に引き続き、ケースカンファレンスの内容をレポートします。 Case3 両肩が痛くて動けない患者さん (国保旭中央病院内科 清水さやか先生/岩渕千太郎先生) 肩痛は高齢の患者さんによく認められる症状だが、意外な展開となった。…続きを読む
(4分割配信の3回目です。 1回目 2回目)前号に引き続き、ケースカンファレンスの内容をレポートします。 Case 2 尿混濁と精液中の血液混入 (聖路加国際病院内科感染症科 吉田晴香先生/森信好先生) 大変活気あるカンファレンスとなった。 症例は30歳代のインド人男性。3週…続きを読む
(4分割配信の2回目です。 1回目) では今回より、ケースカンファレンスの内容に入ります。 Case1 担がん患者に発生した原因不明の好酸球上昇 (静岡県立静岡がんセンター感染症科 岸田直樹先生/大曲貴夫先生) まず最初のケースでは、Tierney先生と青木眞先生も討論に参加さ…続きを読む
(4分割配信の1回目です) 今回のケースカンファレンスでは、症例検討に先立って、第二回IDATEN teacher’s awardの贈呈式典と記念講演が行われました。受賞されたのは、皆さんよくご存じの『レジデントのための感染症診療マニュアル』(医学書院)の著者である、青木眞先生…続きを読む
(3分割配信の3回目です 1回目 2回目) 細菌感染症による多発関節炎(続) 化膿性関節炎の治療 関節液の塗抹・グラム染色の結果を参考にして抗菌薬を選択する。ただし、関節液のグラム染色が陽性になるのは化膿性関節炎全体の約50%に過ぎない。上述のように化膿性関節炎を疑う臨床証拠が…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目) ウィルス感染症による多発関節炎(続) 前号に引き続き、ウィルス感染症による多発関節炎(HIV, HTLV-1)について述べる Parvovirus B19 小児ではりんご病(fifth disease)が有名だが、成人においては急性の関節リウ…続きを読む
(3分割配信の1回目です) 発熱とともに関節痛を訴えて外来を受診する患者は多い。腫脹・熱感・痛みなど、一見して明らかな関節の炎症所見を伴う場合もあれば、システムレビューによってはじめて明らかになる関節炎もある。 関節痛への一般的アプローチ 「関節が痛い」とき、その疼痛が臨床的…続きを読む
(4分割配信の4回目です。 1回目 2回目 3回目) それでは今回は症例検討の様子をご報告します。症例検討ではサクラ精機の青木眞先生をコメンテータにお迎えし、旭中央病院の中村先生、都立駒込病院の柳沢先生、聖路加国際病院の森先生からそれぞれ症例を呈示していただきました。 症例1 …続きを読む