(3分割配信の3回目です 1回目 2回目) 最後に、この時期にしばしば経験するノロウイルス感染症についてお話しします。ノロウイルスは、市中でもしばしば見かけるウイルスですが、伝播しやすいことから院内でも問題になりやすく、しばしば悩むことがあります。 また、冬季に流行するウイ…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目) 今回は、感染性腸炎の具体的な診断と治療についてお話します。 感染性腸炎の診断の流れ 感染性腸炎の診断の流れを図1に示します。 抗菌薬治療 抗菌薬治療が必要な腸炎の起因菌などを表1に示します。以下、この表の内容に沿って解説します。 ・Shi…続きを読む
(3分割配信の1回目です) 日々の寒さを感じるたびに、「今年もノロの季節が来たんだな……」と思う今日この頃です。いま巷で話題となっている感染症はインフルエンザですが、ノロウイルスにも対応する必要があります。 「嘔吐しました」「下痢なんですけど……」という主訴で受診される方は少…続きを読む
(3分割配信の3回目です 1回目 2回目) 今回は、アウトブレイク調査の実際を紹介する。ここで紹介する事例は私自身が関わっているものであり、他のFETP生は異なる事例に取り組んでいる。アウトブレイク調査はFETPの活動のなかでももっとも目立つ動的な面である。読んでいただいてい…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目) 前回はFETPの理念や活動について大まかに述べたが、読んでみても私たちが日ごろどうやって過ごしているのかまではよくわからなかったと思われる。今回はもう少し具体的に業務(プログラム)内容を紹介したい。 まず、結構ひまなのではないかと思われて…続きを読む
(3分割配信の1回目です) 私は2009年4月から国立感染症研究所の実地疫学専門家養成コース(FieldEpidemiologyTrainingProgram: FETP)に参加して感染症疫学を学んでいる。FETPとは、実地疫学や感染症疫学についてon the jobで学ぶ2年…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目 2回目) HBVの治療 概略を表5にまとめました。ポイントはHBeAg 陰性の症例ではHBV DNAのcut offをより低値に設定していることでしょう。 基本的にAASLDは、厚生労働省ガイドラインのように対象が若年である場合にはインタ…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目)今回はスクリーニングでHBVと診断された症例に対する推奨内容です。 スクリーニングでHBV感染が判明した患者 HBV感染が判明した場合は、まずは患者への生活指導が必要になります。具体的には、体液がついた歯ブラシやひげ剃りなどの物品を他人と共有…続きを読む
(3分割配信の1回目です) このジャーナルを読んでくださっている医師の方はおそらく多くが感染症に興味をいだいておられる感染症内科医、総合内科医や呼吸器内科医だと思います。日本で感染症診療や一般内科をするうえで避けて通れないのがB型肝炎ウイルス(Hepatitis B virus…続きを読む
(3分割配信の3回目です 1回目 2回目)*本症例は、いくつかの症例を総合して作成した架空の症例です。 診断:Lemierre症候群 アンピシリン・スルバクタムによる治療を開始した。3日後に血液培養からFusobacterium necrophorumが検出されてきたため、ペ…続きを読む