(今号は3週連続で配信しています。 1号目) 前回のやりとりの5分前、内科医が研修医と看護師にトリアージを指示した後、内科医は42歳男性の患者の問診をしていた――。 内科医「さて、血圧を測りながらお聞きしますけど、頭痛はいつからどんな感じで起こってきましたか?」 42歳男性「つ…続きを読む
(今号は3週連続で配信します。) あなたは総合病院に勤務している10年目の内科医師。年の暮れのある日、救急当直中です。深夜1時、救急外来で当直中に3人の頭痛患者が同時に来院しました。 1人目は42歳男性、普段は心療内科に通院中。 2人目は73歳女性、高血圧と高脂血症で通院中。 …続きを読む
(今号は3週連続で配信しています。 1号目 2号目) 今年も、私以外にも多くの日本人の方がLSHTMのMaster DegreesやResearch Degreesで学ばれている。これらの方々からご意見をいただくことができたので、ご紹介したい。 肥田野…続きを読む
(今号は3週連続で配信しています。 1号目) 前回紹介したように、London School of Hygiene & Tropical Medicine (LSHTM)のMaster Degreesは、10月~翌年6月まで1学期、2学期、3学…続きを読む
(今号は3週連続で配信します。) London School of Hygiene & Tropical Medicine(LSHTM)は、公衆衛生や熱帯医学を領域とする大学院大学で、世界各国から多くの学生や研究者が集まっている教育・研究機関である。本学にはFacult…続きを読む
(今号は4週連続で配信しました。1号目 2号目 3号目)※本症例は、個人情報保護の観点から、経過や治療について大幅に加筆・変更しています。 患者に連絡を取ったところ、現在は解熱しているとのことであったが、再び発熱する可能性があるため治療を行うことにした。スピロヘータ感染症の治…続きを読む
(今号は4週連続で配信しています。1号目 2号目)※本症例は、個人情報保護の観点から、経過や治療について大幅に加筆・変更しています。 これまでの患者の状況を整理すると、次のようになる。 9/1~8…ウズベキスタンのリシュタンに日本語学校でのボランティアで訪れた。9/…続きを読む
(今号は4週連続で配信しています。1号目)※本症例は、個人情報保護の観点から、経過や治療について大幅に加筆・変更しています。 20歳代の女性、10~12日間隔の発熱、下肢の筋肉痛・関節痛……、まさかこれがウワサのTNF受容体関連周期性症候群なのだろうか。しかし、そん…続きを読む
(今号は4週連続で配信します。)※本症例は、個人情報保護の観点から、経過や治療について大幅に加筆・変更しています。 2010年10月中旬。記録的な猛暑がようやく過ぎ去り、遠くから聞こえる鹿寄せのホルンの音色が、奈良にも秋が来ていることを告げていた。2010年は遷都1300年祭の…続きを読む
(3分割配信の3回目です。 1回目 2回目) 抗菌薬感受性 米国の463施設において、2006-7年の院内で分離されたアシネトバクター・バウマニ764株におけるカルバペネム耐性率は33.1%と報告されており[2]、欧州でも国ごとに差がありますが全体としては同程度の頻度と思わ…続きを読む