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No. 322012. 02. 02

帝京大学ちば総合医療センター血液・リウマチ内科

萩野 昇

(今号は4週連続で配信しています。 1回目  2回目)  自己炎症症候群のうち、「原因不明の発熱」診療に当たって問題となりうる疾患について各論を述べる。 家族性地中海熱(familial mediterranean fever;FMF)  FMFは、1997年に原因遺伝子が同定さ…続きを読む

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No. 322012. 01. 26

帝京大学ちば総合医療センター血液・リウマチ内科

萩野 昇

(今号は4週連続で配信しています。 1回目) 研修医しまむら(以下「しまむら」) 「ちょっとちょっと、ぶぅちんセンセ!」 指導医ぶぅちん(以下「ぶぅちん」) 「何かね、しまむら君」 しまむら 「いきなり内容がアサッテの方向に向かっていますよ。基礎免疫の話なんかしちゃって。明日から…続きを読む

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No. 322012. 01. 19

帝京大学ちば総合医療センター血液・リウマチ内科

萩野 昇

(今号は4週連続で配信します。)  原因不明の発熱が遷延するとき、鑑別診断のカテゴリーは大きく4つに分けられる。すなわち、(1)感染症、(2)悪性腫瘍、(3)リウマチ性疾患・膠原病、(4)その他(薬剤熱、内分泌疾患など)である。  このうち悪性腫瘍に関しては、診断技術の進歩によっ…続きを読む

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No. 312011. 11. 22

東京女子医科大学 感染症科

藤田 崇宏

(今号は3週連続で配信しました。 1回目 2回目)※本症例は、いくつかの実際の症例を総合して作成した架空のものです。  血液培養2セットとレジオネラ尿中抗原、肺炎球菌抗原が提出されたところ、同日中にレジオネラ尿中抗原が陽性となった。また後日、気道検体からもレジオネラ属が培養陽性と…続きを読む

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No. 312011. 11. 16

東京女子医科大学 感染症科

藤田 崇宏

(今号は3週連続で配信しています。 1回目)※本症例は、いくつかの実際の症例を総合して作成した架空のものです。  今回は、鑑別診断の過程を見ていく。  特に基礎疾患のない50歳代の男性が発熱と嘔気、倦怠感、頭痛で受診し、血液検査ではトランスアミナーゼの上昇、低ナトリウム血症、呼吸…続きを読む

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No. 312011. 11. 09

東京女子医科大学 感染症科

藤田 崇宏

(今号は3週連続で配信します。)※本症例は、いくつかの実際の症例を総合して作成した架空のものです。  発熱、嘔気、倦怠感、頭痛のため受診した50歳代の男性。  季節は梅雨時。場所は関東地方。  当院受診の7日前に全身倦怠感が出現。5日前に37.6℃まで発熱し、4日前に嘔気を自覚し…続きを読む

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No. 302011. 10. 18

関東労災病院総合内科

比嘉 令子、岡 秀昭

(今号は3週連続で配信しました。 1回目 2回目) 3回目の配信は、侵襲性カンジダ症の治療についてです。 抗真菌薬の概要  現在、侵襲性カンジダ症の治療の主体となっている抗真菌薬は、アゾール系、ポリエンマクロライド系、エキノキャンディン系の3つです。  アゾール系の薬理作用は、菌…続きを読む

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No. 302011. 10. 11

関東労災病院総合内科

比嘉 令子、岡 秀昭

(今号は3週連続で配信しています。 1回目)  2回目の配信は、侵襲性カンジダ症の診断についてです。  侵襲性カンジダ症を漏れなく診断することは、しばしば困難です。後述する血液培養の感度の低さに加え、バイオマーカーなどの補助診断も研究段階であるため、決定的な指標を欠き、重症度、リ…続きを読む

侵襲性カンジダ症の診断と治療(1/3)
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No. 302011. 10. 04

関東労災病院総合内科

比嘉 令子、岡 秀昭
侵襲性カンジダ症の診断と治療(1/3)

(今号は3週連続で配信します。)  カンジダ(Candida)はヒトの皮膚、消化器、泌尿器などに常在する酵母真菌ですが、しかし時として二次的に感染症を起こし、カンジダ症(candidiasis)を引き起こすことがあります。  カンジダ症は大きく分けて、(1)皮膚や粘膜のみにとどま…続きを読む

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No. 292011. 09. 06

京都市立病院感染症内科

山本 舜悟

(今号は3週連続で配信しました。 1号目 2号目)  前回までのケースは、アメリカのドラマ「Dr. HOUSE」の第1シーズン第21話にインスパイアされて作成しました。登場する症例は筆者が経験したものを再構成したものですが、実際に一晩でこのような患者さんが3人も訪れたわけではあり…続きを読む