(3分割配信の2回目です 1回目) ウィルス感染症による多発関節炎(続) 前号に引き続き、ウィルス感染症による多発関節炎(HIV, HTLV-1)について述べる Parvovirus B19 小児ではりんご病(fifth disease)が有名だが、成人においては急性の関節リウ…続きを読む
(3分割配信の1回目です) 発熱とともに関節痛を訴えて外来を受診する患者は多い。腫脹・熱感・痛みなど、一見して明らかな関節の炎症所見を伴う場合もあれば、システムレビューによってはじめて明らかになる関節炎もある。 関節痛への一般的アプローチ 「関節が痛い」とき、その疼痛が臨床的…続きを読む
(※今号のミニレビューは、3回連載で配信しました。→1回目 2回目) 4.悪性(侵襲性)外耳道炎 この疾患も糖尿病に特徴的といってよく、90%以上が糖尿病に合併します(1、2)。そして原因は90%以上が緑膿菌です。Staphylococcus aureus、Proteus mi…続きを読む
(※今号のミニレビューは、3回連載で配信しています。→1回目) 1.軟部組織感染症 糖尿病がリスクファクターとなる軟部組織感染症には蜂窩織炎、膿痂疹などがあります。糖尿病では白癬と爪真菌症の頻度が増加するため、それらによる皮膚の切れ目が侵入門戸を与えるかたちとなり、細菌がsup…続きを読む
(※今号のミニレビューは、3回連載で配信します。) 糖尿病患者が易感染性があるというのは周知の事実です。今回のレビューでは、コモンな糖尿病にどのような感染症が合併しやすいのか、マネージメントはどのように行うべきなのか、というところにフォーカスをあててみたいと思います。 糖尿病…続きを読む
(※今号のミニレビューは、3週連続で配信しました。) 前回まで、黄色ブドウ球菌菌血症の診断、合併症、治療期間などを取り上げてきましたが、今回は黄色ブドウ球菌菌血症に対する抗菌薬の選択について考えたいと思います。 適切な選択薬は? 黄色ブドウ球菌の敗血症を疑う場合、まず感受性判明ま…続きを読む
(※今号のミニレビューは、3週連続で配信します。) 前回は黄色ブドウ球菌菌血症の合併症、合併症はどのようなときに疑うかを取り上げました。今回は引き続き、黄色ブドウ球菌菌血症の合併症の精査、異物除去、治療期間を検討したいと思います。 合併症の精査では何を行なうか? 画像診断は、臨床…続きを読む
(※今号のミニレビューは、3週連続で配信します。) 黄色ブドウ球菌は、血液培養でよく検出される重要な病原体の1つです。今回は黄色ブドウ球菌の菌血症のマネージメントをテーマに、更には黄色ブドウ球菌菌血症に対する選択薬をレビューしてみます。 初回はまず、黄色ブドウ球菌が血液培養から検…続きを読む
多剤耐性緑膿菌の定義 多剤耐性緑膿菌(multi-drug resistant Pseudomonas aeruginosa:MDRP)は、カルバペネム系、アミノグリコシド系、フルオロキノロン系の抗菌薬に対し、同時に耐性を示す緑膿菌のことです。現在は感染症法により、5類感染症定…続きを読む
Extended-spectrum β-lactamase(以下、ESBL)はpenicillin、cephalosporin(cephamycinは除く)、aztreonamの分解能を有し、クラブラン酸などのβ-lactamase阻害剤の阻害を受けるという特徴を有するβ-l…続きを読む