手感染症――化膿性腱鞘炎を中心に
成人 > ケーススタディ
No. 972022. 08. 10
  • 東京大学医学部附属病院 感染症内科
  • 脇本 優司、岡本 耕
    手感染症――化膿性腱鞘炎を中心に

    はじめに 全身の中でも手指が最も外傷を負いやすいこともあり、手感染症(hand infection)は頻度の高い皮膚軟部組織感染症の一つである。手感染症は侵される解剖学的部位や病原体などによって分類されるが、中でも化膿性腱鞘炎は外科的緊急疾患であり、早期の治療介入が手指の機能予後…続きを読む

    臨床的にジフテリア症との鑑別に難渋したジフテリア菌保菌の一例
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    No. 862021. 01. 29
  • 井手 聡1、2)、森岡慎一郎1、2)、松永直久3)、石垣しのぶ4)、厚川喜子4)、安藤尚克1)、野本英俊1、2)、中本貴人1)、山元 佳1)、氏家無限1)、忽那賢志1)、早川佳代子1)、大曲貴夫1、2)
  • 1)国立国際医療研究センター国際感染症センター
  • 2)東北大学大学院医学系研究科新興・再興感染症学講座
  • 3)帝京大学医学部附属病院感染制御部
  • 4)帝京大学医学部附属病院中央検査部
  • 臨床的にジフテリア症との鑑別に難渋したジフテリア菌保菌の一例

    キーワード:diphtheria、bradycardia、antitoxin 序 文 ジフテリア症は、ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)の感染によって生じる上気道粘膜疾患である。菌から産生された毒素により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡…続きを読む

    1週間以上持続する発熱・頭痛・倦怠感と血球減少のため紹介された78歳女性<br>(3/3)
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    No. 662018. 12. 05
  • 日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科
  • 小林 謙一郎、久保 健児、吉宮 伸洋
    1週間以上持続する発熱・頭痛・倦怠感と血球減少のため紹介された78歳女性<br>(3/3)

    本号は3分割してお届けします。 第1号 第2号 *本症例は、実際の症例に基づく架空のものです。 前回のまとめ 和歌山県中紀地方に居住している78歳女性。10日以上続く発熱、倦怠感があった。血球減少が進行したため、血液疾患やウイルス感染症を疑って骨髄検査や血清抗体検査を実施し、重症…続きを読む

    成人 > ケーススタディ
    No. 662018. 11. 28
  • 日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科
  • 小林 謙一郎、久保 健児、吉宮 伸洋

    本号は3分割してお届けします。第1号*本症例は、実際の症例に基づく架空のものです。 前回のまとめ 和歌山県中紀地方に居住している78歳女性。発熱、頭痛、倦怠感といった非特異的な症状で、近医から抗菌薬や総合感冒薬を処方されたが改善せず、血球減少も進行したため紹介された。 本症例のプ…続きを読む

    成人 > ケーススタディ
    No. 662018. 11. 20

    日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科

    小林 謙一郎、久保 健児、吉宮 伸洋

    本号は3分割してお届けします。 *本症例は、実際の症例に基づく架空のものです。 症 例 78歳の女性 主 訴 発熱、頭痛、倦怠感 現病歴 201x年10月14日、1週間続く39℃台の発熱、倦怠感を主訴に近くのクリニックを受診した。レボフロキサシン(クラビット®)、総合感冒薬(PL…続きを読む

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    No. 502014. 08. 12

    東海大学医学部総合内科

    上田 晃弘

    今号は3週連続で配信しました。1号目 2号目※実際にあったケースに基づく架空の症例です。 前回までのまとめ 生来健康な若年女性が、右季肋部痛を主訴に受診した。肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群:FHCS)を想定し、外来で治療を開始した。 3日後の診察時。痛みはずいぶ…続きを読む

    成人 > ケーススタディ
    No. 502014. 08. 05

    東海大学医学部総合内科

    上田 晃弘

    今号は3週連続で配信します。1号目※実際にあったケースに基づく架空の症例です。 前回のまとめ 生来健康な若年女性で、身体所見上は右季肋部に明らかに圧痛を認め、Murphy徴候もあった。肝嚢炎や肝膿瘍を疑い、血液検査や腹部超音波検査を行なった。 血液検査所見と腹部超音波所見から、胆…続きを読む

    成人 > ケーススタディ
    No. 502014. 07. 29

    東海大学医学部総合内科

    上田 晃弘

    今号は3週連続で配信します。※実際にあったケースに基づく架空の症例です。 症 例  20歳代女性 主 訴  右側腹部痛 病 歴 受診1週間ほど前から、心窩部右側から右側腹部にかけて痛みがある。痛みは徐々に強くなってきて、受診2日前ぐらいから寝付けないほど痛い。痛みは持続痛で、波は…続きを読む

    発熱・発疹を訴えERを受診した50歳代男性(3/3)
    成人 > ケーススタディ
    No. 482014. 05. 02

    日本赤十字社和歌山医療センター感染症内科

    大棟 浩平、古宮 伸洋
    発熱・発疹を訴えERを受診した50歳代男性(3/3)

    (今号は3週連続で配信します。1号目 2号目) ダニが媒介する疾患とリケッチア感染のreview ズボンをきちんと脱がしてみると、明らかに対称性の分布ではないことが分かった。さらに、左膝周囲の紅斑をよく見ると1か所4~5mm程度の痂皮が見られた(図1)。上級医は野山への入山歴など…続きを読む

    成人 > ケーススタディ
    No. 482014. 04. 25

    日本赤十字社和歌山医療センター感染症内科

    大棟 浩平、古宮 伸洋

    (3週連続で配信しています。1号目) 本症例のプロブレムリスト #2.全身性紅斑(体幹部優位の紅丘疹)#3.肝酵素上昇#4.血小板減少 診断に向けて、まずは皮疹からアプローチしていく。皮疹を診察する際は、①部位、分布(体幹中心か四肢末梢優位か、対称性か露出部か)、②並び方・集まり…続きを読む