(今号は3週連続で配信します。) London School of Hygiene & Tropical Medicine(LSHTM)は、公衆衛生や熱帯医学を領域とする大学院大学で、世界各国から多くの学生や研究者が集まっている教育・研究機関である。本学にはFacult…続きを読む
(3分割配信の3回目です 1回目 2回目) 今回は、アウトブレイク調査の実際を紹介する。ここで紹介する事例は私自身が関わっているものであり、他のFETP生は異なる事例に取り組んでいる。アウトブレイク調査はFETPの活動のなかでももっとも目立つ動的な面である。読んでいただいてい…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目) 前回はFETPの理念や活動について大まかに述べたが、読んでみても私たちが日ごろどうやって過ごしているのかまではよくわからなかったと思われる。今回はもう少し具体的に業務(プログラム)内容を紹介したい。 まず、結構ひまなのではないかと思われて…続きを読む
(3分割配信の1回目です) 私は2009年4月から国立感染症研究所の実地疫学専門家養成コース(FieldEpidemiologyTrainingProgram: FETP)に参加して感染症疫学を学んでいる。FETPとは、実地疫学や感染症疫学についてon the jobで学ぶ2年…続きを読む
(※今号は3分割配信の3回目です。→1回目 2回目) 3例目は、両上肢の腫脹・熱感を主訴として、蜂窩織炎が疑われて転院してこられた50代の症例でした。約10日間にわたる抗菌薬投与にも関わらず、四肢の腫脹・熱感は改善せず、また発熱が持続し、徐々に呼吸状態の悪化や下腿浮腫などが出現…続きを読む
(※今号は3回連続配信の2回目です。→1回目) 症例1 海外旅行後に発熱と筋肉痛を訴えて来院した女性(スライド1) 最初の症例は、オーストラリアに10日間前後の観光に行って、帰国して2日目に39℃の発熱と筋肉痛を主訴に来院された女性でした。この症例ではいわゆる「Travel m…続きを読む
(※今号は3回に分けて配信します。) 第15回IDATENケースカンファレンスのレポートをいたします。 特別講演は、筆者の所属する奈良県立医科大学感染症センターの三笠桂一教授で、「感染症センターのつくりかた」という刺激的なタイトルでした。このなかで三笠教授は、これから感染症診…続きを読む
(※ICAAC/IDSA参加記は、3人のレポーターによる3回連続配信です。→前回) 抗菌薬の使用量の評価としては、やはり現状では”DDD/1000PD (Defined Daily Doses per 1000 patient days)”で評価するのが…続きを読む
(※ICAAC/IDSA参加記は、3人のレポーターによる3回連続配信です。) 2008年10月25日から28日にWashington DCで開催されたICAAC (Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chem…続きを読む
(※今号のセミナーレポートは、3回連続で配信しました。) ケーススタディのレポート(後半)です。 2.1日10行の水溶性下痢の後に全身状態の悪化を認め、人工呼吸器管理となった5か月男児 このケースではフロアから、サルモネラ、カンピロバクターや下痢原性大腸菌をはじめとし…続きを読む